キャンドルアーティストとして10年以上の実績!candle artist maSmi

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こんなときは?

 使い方を誤ったために、事故や火災に発展することもあります。キャンドルを灯すときは子供やペットの手の届かない場所で、また燃えやすいもののそばは避けましょう。そのとき、キャンドルの下には必ずホルダーやプレートを敷いてください。キッチンにある使い古しのお皿等で十分です。そして、お部屋を出るときや寝るときは必ず火を消してください。

 みなさんはキャンドルを消すときどうしていますか?息で吹き消していますか?なかなか消えないときなど、強く吹いてしまうと溶けたロウまで吹きこぼし、テーブルや床など周りをロウで汚してしまうこともあります。さらに煙とともに嫌なニオイまで発生させていませんか?それらを防止するには、消すときに溶けてたまったロウ溜りの中に芯をぴちょっと浸けてしまいます。割りばしが便利です。すると煙もニオイもほとんど出さずに、キャンドルの炎を消すことができます。火が消えたあとは芯をしっかりおこして立てておいてくださいね。浸けたまま固まってしまうと、次に使うときに火をつけられなくなります。

 キャンドルの炎は風が当たると不安定になり、ススの混ざった煙を発生しやすくなります。ススの発生を最小限におさえるためにも、外の風やエアコンによる空気の流れに当てないように注意しましょう。ただ、風がないのにキャンドルがススを発生させている場合があります。キャンドルに入っている香料の質やワックスそのものの質が悪いとススも出やすいようです。また芯の長さや太さがキャンドル自体に合っていないときもススが発生しやすくなります。この場合はいったん火を消し、芯を5mm程度の長さに切ってまた火をつけてみてください。これはワックスの素材がパラフィンであってもみつろうであっても同じです。よく「大豆ワックスやみつろうはススが出ない」とおっしゃっているのを耳にしますが、そんなことはありません。芯が合っていない植物性キャンドルからススがぼうぼうと出ているのを何度も目にしています。

 ちょっぴり科学的な話になりますが、ススを出さないためにはキッチンのガスのように温度が高く青い炎で「完全燃焼」させなければなりません。キャンドルの炎はガスとは違って「不完全燃焼」なので、当然「C(炭素=スス)」が発生します。ススが一切に出ない「完全燃焼」のキャンドルって…科学的に考えてもありえないお話ですよね。いずれにしてもススはお部屋や空気を汚す原因なので、最小限にとどめるよう、きちんとケアしながらキャンドルを灯すことをおすすめします。私のスクールでは、初回クラスにてキャンドルの上手な灯し方まで指導しています。

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